ジャマだジャマだやつもこやつも

先日同じ売場の人が辞めました。売場の中で付き合いが長い人には嫌われている人でした。私も付き合いは長い方に入るのですが、別にそこまで嫌いではありませんでした。かと言って好きでもないのですが。


売場最後の日の休憩が一緒だった私は彼女に、仕事後用事がなかったらご飯行こうよと誘われたのでいいよーと言ってご飯を食べに行きました。

その事を後日売場の人に言ったら「よく行けるね、話す事なんか何も無いじゃん」と言われました。

話す事なんか何もないのはあなたであって私ではありません。あなたが彼女を嫌うのは全然構いません。でもその感情を他人の私に押し付けるのは辞めていただきたい。

彼女は多分周りの人に嫌われている事を薄々感じていたんだと思う。でも嫌っていない人もいるという事も知っていたんだと思う。その『嫌っていない人』の私を誘ってきて、それを私は断る理由もなかったんです。最後だしいいかな、と思ったんです。

「なんで2人でご飯なんか行けるの。」なんて、どうして言えるんですか。

確かに私はいい顔をして付き合って「あげた」のかも知れないですが、それは私の中ではある種の防衛本能でもあるのです。一人になるのが怖いです。悲しいです。だからめったなことでは人を嫌いになったりしないですし、たとえ嫌いになったとしても普通に接する事を心がけてます。嫌いという感情は相手に伝わりやすい、相手によっては私に危害を加える人もいます。それを恐れて感情を隠して付き合います。

例えいなくなるからと言って、嫌いですという感情を相手にぶつける事なんか出来ません。むしろいなくなるから余計に出来ません。最後の最後に嫌な気持ちにさせるなんて失礼すぎる。

あなたは今まで他人に嫌われる事は少なかったでしょう。嫌われても絶対に自分の近くで自分の味方でいてくれる人がいたんでしょう。

そんなあなたに私は憧れる。そして孤独を知らず、簡単に相手に負の感情をぶつけてくるあなたを軽蔑します。